社会起業
『社会起業とは、社会における問題や課題を、事業により解決すること』
私は、ある日、自分がずっとDVにあっていたのだと知った。
そのことに気づいてから、気づかされてからも、その事実を、自分や子どもたちの置かれていた状況を、しっかりと認識し、理解できるようになるまでには、とても時間がかかった。
“DVの被害者である”という自覚を持ち、“自分を取り戻す”までには、またさらに長い時間を必要とした。
私は、市役所の女性相談室の保護担当や相談に乗ってもらった人から、自分と同じように大変な思いをし、その中に生きる子どもの存在があることを知った。
私は、自分を取り戻す過程において、
この経験を何かに役立てることはできないか?
同じように大変な思いをしている人のために何かできないか?
大変な思いをする人が、子どもたちが、少しでも減るように、自分にできることはないだろうか?
ぼんやりと、そう考えるようになっていった。
そんな突拍子もないようなことを思い立ち、かつての上司に相談に行ってみた。
起業家相談にも行ってみた。
どちらも、答えは、同じだった。
—需要は必ずある—
さて、自分。
ここからどうする?