笑顔のある未来へ

DV&モラハラ、被害からの解放についてなど様々なことを綴っています。私は今の自分にできることをしよう。    あなたも、どうか『自分を抱きしめて、いたわって』

素直な身体 見えない反応~その後~

複雑な思いとともに、数日を過ごしました。

エネルギーをためて、活動再開した矢先、今度は夫とのニアミス。。。

大事には至りませんでしたが、私の身体には様々な変化が出てしまいました。

具体的には・・・こんなこと☟

車で外出していたが、自分の居場所がわからなくなる。

夫と鉢合わせる恐怖心が湧き上がり、身動きが取れなくなる。

言葉が出なくなり、震えが止まらない。   など

 

先週、先々週と、二週に渡り週末の予定が潰れました。

 

夫から受けた様々な恐怖の数々が頭をよぎり、言われたことの数々が頭の中にこびりついてなかなか離れていきません。

自分のエネルギーが弱まっていると、ズルリとそちらのエネルギーに引っ張られてしまいます。

私の身体は、精神は、まだ回復していない。

そのことを痛感しました。

DV被害、モラハラ被害は、まるで洗脳との闘いのようなものです。

間違ったことを自信満々に正しいとする、言う、連中との闘いです。

 

大抵の人は、ある程度の良識の範囲内での自信を持ちながら、自分のしていることって正しいのかな?あってるかな?大丈夫かな?という気持ちを合わせ持ちながら、それでも、自信を持つべきところでは自信を持って、突き進む時には決意を持って進みますが、DVやモラハラをする人にそのような考え方は通用しません。

通用しないと言うより、そんな考え方があの人たちの中には存在しません。

“自分は正しい!!周りがおかしい。”

そんな人たちとの闘いです。

 

週末いっぱいを使って静養し、エネルギーを蓄えて、また月曜日、一週間のスタートを迎える。

 

やっと戻った。

まだダメなんだ・・・

 

そんな思いを巡らせながら、「負けない!」と自分を奮い立たせ、各種対応をする日々が続きます。

 

今日も一つ。

明日また一つ。

 

いつまでこれを続ければいいのか。

 

普通が通用しない人たちとの対応は、あまりにも突拍子もなく、何が起きるかわからないので、一つ対応するそれだけでも、かなりエネルギーを消耗します。

 

頭がいたくなってきました。

横になります。

 

 

DV夫とのニアミス

「○○に夫がいるから来ないで離れて。早く逃げてここから離れて」

 

昨日、外出途中、約束の相手から電話連絡をもらい、夫が近くにいることをたまたま知らされた。

実際には、Kさんは私に何度も電話を入れてくれていたのだが、私はそれに気づかず、待ちあわせ場所まで辿り着いてしまっていた。

そこに、夫がいたのだ。

 

私は、昨日は外出の際、帽子やマスク、だて眼鏡を持参していた。

ここ最近、DV被害の二次的被害である、いわゆるフラッシュバック等は頻度が減り私の身体に出ていたあらゆる症状は良い方向で改善、安定してきていた。

しかし、昨日は外出時、なぜか胸騒ぎと言うか、変装道具を持って出た方がよいような気持ちに駆られていた。

で、帽子にマスク、だて眼鏡を持っての外出となったわけだ。

そんなもの一式身につけていたら、傍からみたら完全にただの怪しい人なのだけれど、そんなことは昨日は考えられなかった。

そして、なんとも見事に予感的中。

連絡をもらわなかれば、本当に鉢合わせするところだった。

私の今の姿を夫に見られたら、何を言われるか、どんな事をされるかわからない。

 

なぜならば・・・

今の私は完全なショートカット。

私は、髪を切ると夫に怒られていた。

怒られない時は、延々「なぜ髪を切るのか」「俺は長い髪が好きだって言ってるだろ」「俺に愛情がない証拠だ」「俺のことを好きじゃないから髪を切るんだろ」「言うことを聞かない」など言われていた。

私が髪を切ろうと切るまいと夫には関係ない。

今はそう思える。

でも、夫との生活の中で、いつしか私は判断力を失い、髪を切らなくなっていった。

延々続く、夫の話、無視、不機嫌な様子、さらには、「お前とは合わない。やっていけない。離婚だ」

これが嫌だった。面倒だった。

それでもやはり、私もおばさんの年齢になってきたとはいえ、女なので、たまには美容院にも行きたいわけだが、夫はそれも許してくれなかった。

「なんで?行きたければ行けば?髪切るの?俺は伸ばしてって言ってるのに。お願いを聞いてくれないんだね、君は」

↑これは夫優しいバージョン。

美容院に行く時には、実質的に夫の許可が必要になり、美容院に行く必要があるその理由、どのような髪形にし、そのような髪形にするその理由が必要になった。

あくまでも、夫が激怒しない範囲でのみ、私は必要に応じて(?)数カ月に一度か半年に一度の割合で美容院(しかも1000円カットのところ!)に行っていた。

ちなみに夫はこだわりがあって毎月美容院に行っていた。

なんだか奇妙な話。

私は、徐々に冷静な判断力を失っていった。

 

話が大幅にずれてしまったので軌道修正。

ともかく、ショートボブとも言えないくらいのショートヘアの私を夫が目にすることなど、あってはならないのだ。

 

ニアミス後、私は、連絡をもらうまであるところに非難し隠れていた。

しばらくしてKさんから私の元に電話が入る。

「場所を変えよう。違う場所を確保したからそっちに移動できる?」

「う・・・ん」

「動ける?動けそう?」

「大丈夫です。動けます」

 

震えが止まらなかった。

息苦しさは収まらず、頭が働かない。

ここから動いたら、夫と鉢合わせるかもしれない。

でも、ここにいても鉢合わせるかもしれない。

Kさんが確保してくれた安全な場所に早く移動しよう。

 

外へ出る。

震えは激しさを増し、頭が働かず、どこにいるのかわからなくなった。

道を軌道修正して、どこだっけ?どこだっけ?ここを曲がるんだっけ?

頭の中に地図が描けない。

 

ようやく約束の場所に辿り着いたが、今度は車から降りられない。

意を決して、車から降りて足早に建物の中に入る。

口が渇いてどうしようもない。

のどもカラカラだ。

 

昨日は、約束どころか、他にも用事があったが、それどころではなくなってしまった。

Kさんとは早々に話を切り上げ、帰宅することにした。

が、動けなくなってしまった。

どこに夫がいるかわからない。

子どもたち、迎えに行かなくては・・・

でも、不用意に動いて、もし見られたら?

私たちの様々な情報が夫に知れることになる。

暗くなってから動くか。

そもそも、身体が思うように動かない。

ひとまず、保育園や学校に電話で事情を話し、私が迎えに行くから外に出さないでほしいと伝えた。

どこかで休もう。

とてもじゃないが、頭が働かない。

 

 

どれくらい経っただろう。

休んで、薬を飲んで、横になって・・・

少し頭が働いてきたかな、そう思った。

でも、まだ動くのが怖い。

もう少し暗くなってきたら動こう。

発見しずらくなる。

 

17時過ぎ、辺りが薄暗くなってきて、動き始めた。

身体、痛いな。

こわばってるからかな。

運転気をつけよう。

細心の注意を払い、運転に集中する。

 

子どもを迎えに行って、帰ってからは、もうぐったり。

頭がぐらぐらして、起き上がることができない。

 

 

あ、また来た。

よみがえるので、ここで終わりにしよう。

 

素直な身体 見えない反応

9月18日木曜日。

市役所の担当者と面接することになっていたので、準備をして行った。

自宅を出るときに取り立てて体調に変化はなかった。

 

市役所、その周辺は私にとって魔のエリア。

原因は夫にある。

 

徐々に市役所に近づく。

移動手段は車だが、運転が危うい。

ぼんやりとして集中できていないことが、わかる。

対向車に気づかなかった・・・

信号が変わったことに気がつかなかった・・・

人がいることに気がつかなかった・・・

何事もなくひとまず市役所には到着した。

何事もなく・・・?

 

やっぱり駄目なんだな、まだ。

 

呼吸を整えて、少しの覚悟を持って、車から降りる。

周辺に夫や夫に関係する人間がいないことを確認する。

『さて、行こう』

ここでまた、決意を新たにする。

近づく。周囲確認。

近づく。周囲確認。

怪しい人物は少し離れた所から顔を確認する。

 

すでに少し疲れてしまった。

 

 

ああ、よみがえる記憶。

今、無理だな・・・

少し回復を待とう。

かいふくしたらまたアップします。

 

激闘→疲労→回復!

大人のケンカへ向けた準備疲れと、当日の激闘の疲れとで、先週いっぱいはエネルギーチャージを意識し、時間の使い方を大切にした。

中でも、やはりグリーンに触れる時間、そして、何より子どもたちとの何気ない日常は、私にとって何よりの栄養剤だ。

市役所の担当者(精神保健福祉士)の方が、大人のケンカ後、私の体調を心配して連絡をくれたことがとてもうれしく、それがまた回復の加速につながった。

いつもありがとうございます。

感謝してもしきれない。。。

(もちろん仕事なのだけどね)

何とも言葉にならない思いがあります。

私たちは、おかげさまで今もこうして生きている。。。

 

本当に、ありがとうございます。

 

さて、、、

私の現状はと言うと、今も、今までも、まだこれからしばらくも、このケンカのための奮闘?激闘?が続く。

『いつまで続くのかしら?』

そう思うこともあるけれど、考えるのはやめた。

考えてもキリがない。

DV&モラハラ夫やその家族は次には一体何を言い出すか、始めるかなど、全く予想がつかないのだから。

こちらは悪いことはしていない。

反省すべきことはあっても、非はないのだ。

私にできることをひとつひとつ行っていく。

それだけでよい。

DV&モラハラ夫は、こちらがジタバタせずとも、その証拠となるものをこちらにプレゼントしてくれる。

今回のケンカでもひとつ証拠を獲得した。

そんなこととは夢にも思わないのだろうな。

『ありがとうございます』

そんなふうにさえ思う今日この頃。

 

そんなモラハラが、先日のケンカでまたひとつ発覚し、あれこれと対応する羽目になったのだが・・・

そのことを市役所担当者に相談し、今日はその対応の日。

精神保健福祉士、女性保護相談員と共にあちらこちら動き、あれこれと対応に追われた。

これはひどいですね。こんなこと・・・かなりひどい」

と、市役所での手続きの際の窓口担当者は第一声。

「大変な思いされてますね・・・」

はい、大変な思いしてますし、してきました。

でも、もう慣れたものです。

こんなことくらい何とかできる。

殴られるよりよほどまし。

首を絞められるよりよほどまし。

傷やあざを衣類やファンデーションやコンシーラーで隠して、「隠すの上手くなったなあ」と鏡を覗き込む生活よりよほどまし。

何より、子どもにその現場を見せなくて済むこと、聞かせなくて済むこと、巻き込まなくて済むこと、それこそが最大の恩恵。

私たちは、とても穏やかな日々を過ごしている。

ただ、時折、やはり、フラッシュバックに悩まされることもあり、そんな時にはクリニックのお薬に力を借りる事になる。

 

支援して下さる方、機関はいろいろで、様々な方々の言葉ひとつひとつが大きな心の支えとなり、今の私を形造っている。

「大丈夫、ママは素直でとてもしっかりしている。本来とても自分をしっかり持っている。だからこそ回復も早い。問題の真っただ中にいると、とても大変で、周りが見えなくなったり、自分の考えがわからなくなったり、自分を見失ったりするけれども、大丈夫。とても頑張ってる。あなたは悪くないし、悪いことなんてしてないんだもの。頑張りすぎないように気をつけて。自信を持って。胸を張っていればいい」

多くの方が、このように言う。

励まし、ねぎらい、いろんな意味合いが含まれるのだろうけど、私は間違いなく、いろんな人の力を借りて、少しずつ少しずつ、一歩一歩、回復をしてきた。

一歩進んでは後退することもあって、後退がしばらく続くこともあるし、その場から身動きが取れなくなることもある。

自分を失いかけることも、未だあるけれど、引き戻せる。引き戻す手伝いをしてくれる人がいる。だから、私は頑張れる。

いろいろな方のおかげで、DV&モラハラ夫に振り回されつつも、自分をしっかり取り戻せる、引き戻せることの方が圧倒的に多くなった。

DV二次被害のピーク時よりは随分状態がよく、薬も飲み忘れちゃうくらいになり、何よりフラッシュバックの頻度が減ってきたことや、きっかけになる事柄によって過呼吸になることがほとんどなくなっただけでも、随分その負担は違うものだ。

日常生活において、あらゆる影響が出ていた部分が少しずつ改善されてきている。

DV被害というのは、その回復に時間がかかるようだが、

私は、いろんな人に支援を受けながら、感謝しながら、丁寧に生きて、今のペースで回復を目指す。

大丈夫。必ずできる。

そして、その次のステップに私は進む。

必ず達成する。