笑顔のある未来へ

DV&モラハラ、被害からの解放についてなど様々なことを綴っています。私は今の自分にできることをしよう。    あなたも、どうか『自分を抱きしめて、いたわって』

吐き出す

良くも悪くもあらゆる場面で、私が夫に対応する際、有効な手段や方法のひとつとして、次のようなものがありました。

小さな子どもや赤ちゃんにするように、
“抱きしめて、よしよし”と、頭や肩、背中をさする、というものです。
私は、あらゆる方法を試し、評価とフィードバックを繰り返し行いました。考えに考えて実行して実行して、辿り着いた答えのひとつとして、夫に対してその行為を行っていました。
でも、それをいつもいつもうまく見極めて夫の求めるようにタイミング良くできるわけではないし、子どもの見てる目の前でなど、そんなことを何度も何度もできはしないのです。
一度や二度ならまだごまかしも効くけれど、、、
こう思ってしまう辺りがまだ私の思考が完全に抜け切れていない証拠なのかと考えたりしますが…
そう。。。
『こんな風に何度もは、ごまかせない・・・』
ごまかした後、私はそう思ったのです。
とりあえず、その場をごまかし取り繕い、子どもと夫にフォローを入れる。
 
よしよし、よしよし・・・・・
こうなることを回避するにはどうしたらよいか??
 
・・・私は、言葉を飲むようになりました。
決してそれまでも飲んでいなかったわけではありませんでした。
でも、より確実に、
回避する術として、言葉を飲むようになりました。
いつも言葉をゴクリと飲み、時間をかせぎ、頭を使い、言葉や文章、表現を、夫に伝わるまたはすんなり受け入れてもらえる言葉や表現に変換してから、口に出すようになっていった。
いつからか、私はそれまでの私がわからなくなり、会話の仕方や言葉の表現方法がわからなくなっていきました。
けれども、混乱の生じた私のやり方でも、夫には受け入れられます。
けれども、受け入れられない時もありました。
日ではなく、時、です。
子どもとの会話もおかしくなっていったのをぼんやりと覚えていて、何かその、自覚のようなものがありました。
子どもとぶつかることも増えていきました。
『違う、違う、違う!』と思い、苛立ちが募りました。
嫁の立場であるから、妻だから、女だからと、
連れ子がいて再婚だから、と
引くこと、バカになること、を意識していましたが、
私にも精一杯生きてきた私の道が、歴史が、あります。
あらゆることを否定され、され続け、非難され、共感や協調のない中で、私は人として人間らしく普通には生きて行くことができません。
私にも人格があります。
奴隷ではありません。
「はい。そうですね」「はい。その通りですね」と決まり文句だけを発する人形ではないのです。
性格や性質はありますが、私はこれまであんなにも人に非難されるような、全てを否定されるような生き方はしてきていません。
自分なりに真面目に、なるべく真っ直ぐに、素直に、謙虚に、自分の考えを述べる場面では述べ、引くところでは引き、生きてきました。
私の人生の半分程は母子家庭として育ちましたが、それを理由に否定、侮辱、非難を受けるような育てられ方はしていませんし、育ってもいません。
むしろ、人の痛みのわかる、人の立場に立って物事を考えられる人間になったと思いますし、私を知る人は皆そう言います。
ですから、自分の自覚する自分以外に、自分を見、評価する周囲の人がいるからこそ、今日の私があるのだと思います。
今日までの数々のご縁を振り返ると、改めてそう思わずにはいられないし、「その通り」「そういうものだよ」とおっしゃっる支援者(とここではまとめます)の方々の言葉があるのだと思います。
私は、多角的に物事を捉え、考えます。
全体を見て、問題や課題に注目します。
その際、優先順位を考えます。
それに関わる人の立場、思い、考え、事情など経緯に計らいます。
何事にも興味関心を持ち、想像し、発想し、工夫し、創り出し、形にしていきます。
諦めず、粘り強く、実行します。
それが、私、です。
私が、常に意識し、意図してそれを行ってきたわけではありません。
できるときとできない時もありました。
けれども、私の根幹となるものは間違いなくそれです。
けれど、それがわからなくなりました。
あまりにも心や身体が痛くなることが多く、自分を守る知恵や手段を取るうち、自分を失っていきました。
出口がなくて、本当に真っ暗なトンネルの中にいるようで、行き先がわかりませんでした。進む方向がわかりませんでした。
別居をしたい、と、夫に求めました。
離婚を口にしたこともありました。
再編試みるも、フラッシュバックが来ました。
今日は、8月16日。
ここでやめます。
 
最後に、
 
暴力やモラハラの被害にあっている方々、どうか自分を見失わないでください。
自分は、あなたは、そこにいますか?
あなたの心は確かにそこにありますか?
 
子どもたちは、心からの笑顔で笑っていますか?
あなたは、笑えていますか?
 
本当は、とても疲れていませんか?
 
私はクタクタでした。
 
でも、それを言えなかった。
 
言ってはいけなかったんです。
 
夫や夫の家族に、怒られるから。
怖かったから。
 
言っていいんですよ。疲れてるって。
はあ、ってため息ついても、愚痴をこぼしてもいいんだよ。
 
もう頑張らないで。
 
あなたは十分頑張ってる。
 
頑張らないと怒られちゃうけど、具合が悪くても怒られちゃうかもしれないけど、
どうか、もう頑張らないで、一息ついてみてほしいのです。
 
つたない文章を最後まで読んでくれてありがとう。